人といういきもの

2011年の暮れ、パソコンに向かって今日と同じようにブログの文章を書いていました。
2010年の年の瀬も同じでした。
でもまさかそのおよそ3ヶ月後、僕たちの国がこんなことになろうとは考えてもみませんでした。
去年の暮れ、東京の街中は景色も気持ちも暗かった印象があります。
大震災から少し時間が経ち、僕たちの気持ちにも余裕が出てきたのか、今年の暮れの街中は深夜でも見違えるような明るさになり、音楽や雑音も耳が痛いほどあふれるようになりました。
果たして、いつもの日常が戻ってきたのでしょうか。
東日本大震災によって避難や転居を余儀なくされた方は今月現在で32万1433人、行方不明の方2712人。
2012年の暮れの現実がここにあります。
1年の最後なのできれい事と本音を書きます。
人はものごとを忘れることが大の得意で、嫌なことは思い出したくないと考えるいきものです。
でも誰かが困っているときはどうにかしてあげたい、そばに行って力になってあげたい。
誰に言われなくても、それを行動に移してしまういきものでもあります。
2013年を今よりももっともっといい年にするために、過去を忘れず、人とのつながりを大事にしたいと願いながら、パソコンに向かっている2012年12月30日の夜です。

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12月30日 あめ

by inouexpo | 2012-12-30 23:58 | 言いたいこと  

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