心のふるさと② ~感傷小旅行篇~

富岡八幡宮から北へしばらく歩くと深川・小名木川沿いに高橋という町がある。
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昭和30年頃、まだ20代だった両親が暮らしていた町だ。
さらに北西へ少し歩いたところに常盤町という町があり、貸本屋の貧しいアパートの2階に母方の祖父母と叔母が身を寄せ合うように暮らしていた。
最近、浅田次郎や本多孝好の作品を読了したせいか、極めて感傷的になっている自分がおり、これも何かの機会と、富岡八幡宮の帰りに自分の原点とも言える場所へ足を運んでみた。
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僕の記憶に朧ろ気に残る貸本屋は居酒屋ビルに、祖父母に手をひかれて通ったお風呂屋さんはマンションに変わってしまったけれど、古くからこの町に暮らすお米屋のご夫婦が今も健在で、どこの誰だか分からない僕に昔の地図や住所録を親切に見せてくれたのがうれしかった。
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貧しかったけれど幸せだった時代。
下町の人情は今も廃れてはいない。

10月16日 はれ

by inouexpo | 2006-10-16 23:58 |  

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